僕は国連でのインターン経験について語りたい(採用編)
数あるインターンの中でも、「国連のインターン」と聞くとどのようなイメージが浮かぶだろう?
数か月間に及ぶ国連機関でのインターンを終えたぼくが自分の経験を共有する記事。
第一弾は 採用 について!
(数ある国連機関のなかでも国連広報センター@東京についての情報である)
記事のポイント(この記事は5分で読み終わります)
■書類審査とその対策
■語学審査とその対策
■面接審査とその対策
■注意点
国連のインターンといっても採用方法は機関によって様々なので一概には言えないが、ぼくが申し込んだときには、三つのプロセスで構成されていた。
①書類審査
日本語と英語で履歴書と自己紹介書(形式は自由)を提出。個人的には、職歴について記載する欄に困った…。なぜなら、国連につながりそうなバイト歴・インターン歴がなかったからである(国連でのインターン以前には留学経験しか特筆すべき点がないので・・・)
「短期バイトとして花屋で雑用してました」とか書いてもあれなので、ここは正直に次のように書いた
今回のインターンを今後の職歴に追加できるようになりたいです
インターン合格後に色々な応募者の履歴を拝見したが(広報センターのメールから全部見れるので)職歴欄に空白で出している人はごく僅であった(笑)
今振り返るに、何も特筆すべき経験がないよーという人でも、
塾講師の経験がある人は「説明力がつきました」とか
コンビニのバイト経験ある人が「多くのことを短時間で処理する力がつきました」とか
書けばいいと思う。少なくとも何も書かないよりはまし。ぼくは(悪い意味で)潔すぎたと反省しています…
②語学試験
さて、最初の関門である書類審査を通過すると、次は語学試験。
語学試験と言うのでオフィスまで行ってペーパーテストかと思いきや、パソコンでテスト!(笑)
英訳・日本語訳の問題が記載されてあるWordファイルを指定された時間に送られ、一時間後に送り返すというところです。微妙にアナログ(笑)
問題は3つあって
①英語の記事を日本語訳にする
②日本語の記事を読んで英語に要約する
③②の日本語の記事に対する意見を英語で書く
であった。
かなり時間がカツカツだった。Google翻訳したらどうなのって意見もあるだろうが、職員の人がみたら一発でわかるので、自力で頑張りましょう(笑)
筆者の英語力はTOEICが900点を少し越したレベルですが、担当職員曰く「まぁまぁ」らしい(笑)やはり要求される語学レベルが高い!
(TOEICを基準に考えると、最低でも800は必要なんじゃないかなと思う、おそらく)
対策としては、国連関係の記事が出題されるので、関連記事を事前にさらっと目を通しておくことだろうか。
③面接(スカイプ面接)
最後の関門はやはり面接。
国連機関によってスカイプだったり対面だったりとまちまちだが、広報センターは「電車で来れる範囲だったら来てもらって面接。海外だったり地方だとスカイプ」であった。
筆者は東京都在住なので普通に渋谷の国連ビルまで行った。
面接は就活にありがちな「学生時代頑張ったこと」ではなく人物面接。
面接の後半では言語の切り替え、つまり英語で話すことを求められた。
聞かれた質問としては
・なぜ今の大学、専攻か
・なぜアフリカに留学したのか、アフリカの中でもなぜルワンダなのか
・将来やってみたいこと
・なぜインターンに応募したのか
などといった質問。
一通り答えた後、その場で合格を言い渡され、晴れてインターンとして採用してもらえることに㊗
今振り返ると以下のポイントを意識すれば合格しやすいのかと思います。参考にして頂きたい。
・セールスポイントを伝える:書類は「将来国連機関で働きたい」「国際協力に興味がある」といった「〇〇したい」と書くのではなく、「■■ができる」といったCANも意識。当たり前のことだが、意外と出来ていない人が多い。採用側の視点に立って、自分が貢献できる人間だということをアピールするのが吉。
・英語は最低限あればOK:国連のインターンとはいえ、英語が必要な業務は英語ネイティブ職員・インターンが担当する。また国際機関とはいえ職員の大半は日本人なので、使用言語のほとんどは日本語。足切りされない程度の英語があるか、まったく英語が出来なくても職務経験・Photoshop・IllustlaterなどのPCスキルがあればなんとかなる。ぼく自身の担当した業務を振り返っても、英語を使う業務って片手で数えるくらいしかなかった
それではまた次回の 業務内容編 で!